同級生とだって出会える

33歳の彼女は内心では相当焦っていました。いわゆる結婚適齢期を過ぎても、いまだ気に入った男性と巡り合えずに居たのです。
それを自らの高望みのせいだとも思いつつ、無料出会い系サイトに望みを賭けて、とある無料出会い系サイトに会員登録したのでした。

登録直後から何通かのメ-ルが届きましたが、いずれも相手は50代男性。明らかに遊び相手探しなのが文面から読み取れたので、返信を出す事も無くスル-した彼女。「独身で好みのタイプにドンピシャじゃ無きゃダメ!」と彼女のストライクゾ-ンは間口を広げる事が無いのです。 たとえば33歳の男性に対しても「せめて35歳なら」と思ってしまう程。

しかし、その彼からのメ-ルのキチンとした文体と、彼女にメ-ルを届けた理由がしっかり書かれていた事には心が動いきました。何でも高校時代に好きだった女性に想いを打ち明ける事無く卒業して別れ別れになった事を彼はずっと引きずっていたとか。

彼女がその当時の相手であるハズは無いにせよ、思い出の彼女と同じ年齢だと言いう事に、親近感を覚えたのだとも綴られていたのです。

この時点では2人共ハンドルネ-ムを用いていたので、次の互いのメ-ルで本名を明かし合う事にしたのです。彼女は自分の本名を伝え、彼からのメ-ルにただただ驚いたのです。彼の仲間は将に、高校時代の同級生。2人が出会いを果たすまでに時間を要するハズもありませんでした。

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